幅広い作型に適応し、空洞果のない大玉の安定生産可能なスイカ神田交配「夏ごよみ」

摘要

本品種は、近年市場から強く要望されているカット販売に適した大玉で、空洞果の発生がなく、果肉色が濃く、果肉がやや硬く、糖度が高く安定している。生産者から要望される栽培の容易性、連作ほ場においても草勢の維持が容易であり、着果性、耐候性に優れていることを目標に、平成四年より育成を開始した。 育成母本には（連作系×都系）後代、夏日二号後代の固定富研系選抜系を用いた。 各産地で試作を行った結果当初の目標に適い、また平成十年に千葉農業試験場で開催された第四九回全日本そ菜原種審査会において妄寸となり、農林水産大臣賞を受賞したのを機に、平成十一年「夏ごよみ」と命名し発表した。