葉ショウガの栽培千葉県における栽培技術

摘要

千葉県の葉ショウガ栽培は、一年間を通じて出荷がされている。 もっとも出荷の多い時期は六月から八月で、年間出荷量の六五％を占めている。 たねショウガの伏込みが三月中旬から四月下旬の時期であり、休眠による発芽不良も少なく、たねショウガ栽培と葉ショウガ栽培を有利に結びつけることによって多く栽培されている。 初夏の六月初期から出荷するには、三月中旬には伏込む必要がある。 六月出荷を目的とした作型はパイプハウス＋トンネル＋マルチングを利用している。 伏込み後七--一〇日間は、地温二八℃を確保するため保温に注意が肝要である。 七月出荷を目的とした作型は大型トンネル＋マルチングの利用、八月出荷はトンネル＋マルチングの利用と順次簡易となる。