当院における在宅中心静脈栄養法への薬剤師のかかわり在宅中心静脈栄養連絡票の運用

摘要

要旨終末期癌患者が在宅治療への移行を希望している場合，在宅中心静脈栄養法（HPN）は有用な手段である。 当院薬剤科では，家族が混注を行えない場合にクリ」ンルームでの混注を行い，患者の在宅療養を支援してきた。 またHPNについての連絡票を作成し，配合変化のチェック，輸液セットの準備を薬剤科で行うことにした。 連絡票の運用により，退院準備や外来でのHPN導入がスムーズとなった。 この連絡票は医事課や訪問着護ステーションへの連絡にも役立っている。 当院における薬剤科の取り組みについて報告する。