個人用ファイルを用いた外来化学療法

摘要

塩竃（しおがま）市立病院は，仙台市に隣接する塩竃二次医療圏（人口約20万）唯一の公立病院であり，一般病床161，療養型病床38の小規模病院である。 診療科は内科，外科，小児科，整形外科の4科が中心で，外来化学療法は現在のところ外科でのみ行われている。 外来化学療法は長らく外来点滴室で施行されてきたが，施行患者数の増加に対応するため2005年1月医師，看護師，臨床検査技師，放射線技師，栄養師，医事課職員からなる化学療法パス作成会議を発足した。 チーム医療を重視し外来化学療法の運用全体についての議論を重ね，2005年4月に外来治療室を新設し現在に至っている。