温室ブドウ

摘要

4月は，普通加温栽培では開花～結実，果粒肥大期を迎え，品質，収量を左右する大切な時期です。 また無加温栽培では発芽し，ブドウづくりの忙しい時期を迎えます。 高品質を目指して適期管理に努めましょう。 1月上旬加温では硬核期，普通加温では開花、果粒肥大期になります。 それぞれの時期で適切な温度管理に努めましょう。 〇温度管理: ①幼果期 　 開花期間中に20～22℃程度に少し上げていた夜温を結実後には，やや下げ18℃程度で管理しましょう。 開花期間中の温度のまま幼果期も夜温を高く管理すると果粒肥大が劣ります。 しかし病気等を抑えたいので実の表面に露をもたない程度の夜温にしましょう。 ②硬核期 　 夜温は20℃程度で管理しましょう。 日射等が発生する場合は1～2℃夜温を高くします。 ③昼間の温度 　 4月になると天候の移り変わりが大きく，う1日のうちでも晴天時には急に温度が上がり，天窓の開放だけでは室内の温度が下がりにくくなります。 出入り口，側窓を開放し，昼間28℃を目安に30℃以上にならないようにしましょう。