温室ブドウ

摘要

今年の生育は，春先からの低温や日照不足で昨年と比較すると7-10日程度遅れている と思われます。作業防除暦では，月旬で見る と生育とのズレが生じるので，生育ステージ に合わせて作業防除をしていきましょう。6月は梅雨期に入り，天候不順が心配され ます。曇雨天日が続く場合は，葉などの働きが低下して，無加温栽培では種なしゃ変形果 の発生，葉焼けや硬核期初期のシミ症状や硬 核期の縮果症、日射病などの生理的障害の多発する恐れ。加温栽培では成熟不良，房枯れ、粒枯れなどの多発や，果実の裂果、腐敗など による品質低下が心配されます。品質向上の ために室内巡回と早目の対策に心掛けましよつ。