中国駆逐艦『深圳』が近代化改装！

摘要

1999年に1隻だけ建造された旅海Luhai型駆逐艦深圳が，湛江海軍基地で大規模な近代化改装を実施している。艤装岸壁に横付けされた写真が示すように工事は終末段階にある。下の図は改装前と改装後を比較したもので，中口径砲を除くほとんどすべての装備を換装しようとしているのが分かる。主なものを列記すると，HQ-7短SAM8連装発射機→HHQ-9SAM用VLS32セル，YJ-83SSM4連装発射筒4基→YJ-12ASSM4連装発射筒4基，37ミリ連装機銃4基→30ミリCIWS2基などで，電測兵装類も大きく更新されている。艦齢17年を経た艦に対してこれほど大規模な改装を施す例は世界的にも珍しく，艦隊近代化への熱意が伝わってくる。