高速道路橋脚高欄部の塩害抑制工事

摘要

先般行われた首都高速八重洲線の高架橋架替え工事において，壁高欄内部にコンクリート表面保護塗料として超速硬化ウレタン仕様が採用された。採用の経緯には約13年前にレインボープリッジで行った試験施工の追跡調査結果が大きく関わっている。ひび割れ追従性および長期耐久性の確認を主目的に行った試験施工の部分を12年経過した昨年8月に追跡調査したところ，「施工部全般において異常なし」との評価をうけ，今回の採用に繋がった。以下に，工事の内容を紹介する。