低濃度排水にも適用可能な担体型嫌気性処理装置を開発

摘要

栗田工業㈱は10月24日，従来の嫌気性処理では 処理が困難な低濃度有機排水を，嫌気性微生物を 付着させた担体を用いて浄化する生物処理技術 「バイオセーバーTK」を開発したことを公表し た。同技術は，流動性をもつ新開発の嫌気処理用 担体を反応槽に充填し，担体表面に嫌気性微生物 を付着させることで，有機物濃度が低い排水や単 一組成の排水でも高負荷?安定的な処理が可能 で，有機物を高効率に除去（除去率80％以上）でき る。嫌気性処理であるので，①反応槽容量が1／3 ～1／5以下，（参勤力費は約半分，⑨余剰汚泥の発 生量は1／4以下，④発生するメタンガスを燃料と して再利用可能，などのメリットがある。