鉄道レンガ高架橋直下に大規模開削で道路函体を構築: 東海道線新橋・浜松町間環状2号線交差部工事

摘要

現在，東京都の汐留土地区画整理事業および大江戸線整備事業の一環で推進している東京都市計画道路環状第2号線と都営大江戸線汐留連絡線が，東海道線の新橋・浜松町間で交差する計画になっている．このため，本工事は当該部分の鉄道構造物の改築と交差都道路および地下鉄構造物を構築するものである．本稿では，環状2号線交差部工事において，山手・京浜東北線および東海道線の主要6路線を，総延長530mの工事桁により大規模仮受けを行い，開削工法にて環状2号線および汐留連絡線の構築を施工するとともに，今回は通常仮設部材として使用する仮受け工事桁をコンクリートで巻き立て，SC造の本設橋梁として使用するという新しい試みが行　われたため報告をするものである．