JR貨物コンテナ13.8%減上半期輸送実績コロナ、自然災害影響

摘要

JR貨物は13日、本年度上半期(4~9月)と9月分の輸送実績（いずれも速報値）を発表した。上半期は、西日本を中心とした「令和2年7月豪雨」や台風などの影響で高速貨物列車742本、専用貨物列車38本が運休（前年は高速貨846本、専貨16本）。輸送量はコンテナ897万9000トン（前年同期比86.2）、車扱い(社線分含む)346万1000トン（85.9%）、合計1244万トン(86.1%)となった。コンテナは、コロナ禍による需要低迷や大雨、台風などの自然災害の影響で、ェコ関連物資を除く全品目で前年を下回つた。品目別では、ェコ関連物資が建設発生土や焼却灰の輸送が順調で108.7%に。一方、販売不振に伴ろ工場の稼働制限が響いた自動車部品が71.4%、家電•情報機器が75.3%、国内需要の低迷が続く紙•パルプが75.8%と大きく減少したのをはじめ、外食産業向けピール類ゃ地産地消が進む清涼飲料水の輸送が減少した食料工業品が86.4%、自動車や紙製品の原料、樹脂などが減送となった化学工業品が80.5%、化学薬品が86.1%などで推移した。車扱いは、外出自粛の影響を受けた石油が87.2%と低調な荷動きに。セメント•石灰石は90.1%だった。