分散協調型EMSの実現に向けた大規模電力りシステムの安定性診帮技術

摘要

分散協調型エネルギー管理システム（EMS ： EnergyManagement System)の構築において、エネルギーシステムの状態監視は基盤技術の1つである。2000年代より世界各地で発生してきた広域人停電では、大規模電力システムの状態監視が不十分であったことが主要因の1つとされている。 また、太陽光や風力などの分散型再生可能エネルギー源では出力が複雑に変動することから、従来の火力•原予力などの集中型電源で構成される電力システムと異なり、将来の再生可能エネルギーの大量導入された電力システムでは状態把握が極めて難しいものとなると考えられている。