高電圧試験装置に関連する技術動向

摘要

インパルス電圧とは極めて短時間に波高値に達し、その後減衰する高電圧パルスであり、標準的な波形およびその定義は、JEC-0202(1994)「インパルス電圧·電流試験一般」に定められている。雷インパルス電圧の時間tに対する全波波形v(t)はA、α、βを定数として、v(t)=A{exp(-t/α)-exp(-t/β)}①で表される。図1にこの電圧波形を示す。T_1を規約波頭長、T_2を規約波尾長といい、雷インパルス全波電圧波形は±T_1/T_2μsと表す。標準雷インパルス波形は±1.2/50μsであり、v(t)の①式でα≒68μs、β≒0.40μsになる。