「全電源喪失の記憶証言·福島第1原発--1000日の真実」

摘要

「事故の教訓を後世に残したい」。誰にも経験のない、極めて深刻な危 機に陥った原子力発電所。なぜ、起きたのか。未然に防げなかっ たのか。あの時、現場で何が起きていたのか。年月が経ってなお、大きな影響を与 え続け、一言で総括することが難しい。だからこそ、目をそらしたり、忘れて 良い訳がない。多くの人々に苦難と悲しみ、恐怖と 不安をもたらし、命がけの努力で収束 された事故