Halogenated Polycyclic Aromatic Hydrocarbons in Soil and River Sediment from E-waste Recycling Sites in Vietnam

摘要

このたびは，栄誉ある論文奨励賞（廣瀬賞）を授与いただき，誠にありがとうございました。学会関係者の皆様，審査委員の先生方に厚く御礼を申しあげます。また，研究を進めるにあたり格別なるご支援•ご協力を賜りました静岡県立大学雨谷敬史教授，また共同研究者である国立環境研究所資源循環•廃棄物研究センターの鈴木剛先生に心より感謝申しあげます。受賞対象となった論文は，多環芳香族炭化水素類(PAHs)にハロゲン原子が置換することで環境残留性や有害性が増すことが報告されるなど，新規残留性有機汚染物質となり得る有害化学物質群であるハ口ゲン化多環芳香族炭化水素類（XPAHs)に着目し，重金属，臭素系難燃剤などの有害化学物質が含まれる電気電子機器廃棄物（E-waste)のリサイクル活動が行われているべトナムにおいて，XPAHsによる周辺環境汚染実態を調査したものです。