インターネット降水短時間予報情報の山地実測雨量との誤差

摘要

今回の研究では，次のことが明らかになった。rn1）降水短時間予報の精度は予報時間が長くなるほど，rnまた降水強度が大きくなるほど悪くなる傾向がある。rn2）予報値では図7～図12に見られるように，雨量をrn過小に評価している場合がやや多く，特に，前線にrn向かって南西の湿った風が吹き込むことにより強いrn雨を伴うこともある気象タイプⅠ，Ⅲの1時間予報rnとタイプⅠの2時間予報ではこの傾向が大きかった。rnこのように，気象条件（気象タイプ）の違いが予報rn精度に影響する結果となった。気圧の谷や，前線のrn明確ではない低気圧通過時などの適中率は低下するrn傾向があるが，台風時の予報は比較的精度が良い。