光ファイバを用いた極低温機器の温度測定技術の開発

摘要

高温超電導線材を用いた超電導磁石の実用化に向けた研究が進んでいる。高温超電導磁石が実用化になった場合，異常を早期に発見して大きな故障を未然に防止するには,内部温度監視が有効な方法である。従来の温度センサに対して，光ファイバによる温度センサは1本のセンサで多点を測定することができ，また多数の金属線を配線する必要がないため，冷却容器内部への熱侵入量が少ないというメリットもある。