観光列車えちごトキめきリゾート雪月花設計デザイン奮闘記

摘要

北陸新幹線沿線は九州に次ぐ観光列車激戦区になった。なかでも新潟県内は、速達タイプ「かがやき」号が全列車通過するため、いわゆる新幹線経済効果が小さいとされている。そこで、県内の北陸新幹線停車駅である上越妙高駅と糸魚川駅を起点に、観光客増加を狙った起爆剤を用意する必要があった。新潟県では、並行在来線えちごトキめき鉄道(以下、トキ鉄)が設立された初期の段階から、観光列車導入について検討されていた。