ATC: 公民鉄のATC

摘要

世界初のATCは、1961年3月に開業した帝都高速度交通営団（現東京地下鉄）日比谷線南千住～仲御徒町間3.7kmに設備された地上信号方式ATC（WS-ATC：Wayside Signal-ATC）である。その後、WS-ATCのデメリットを払拭すべく開発導入されたのが車内信号方式ATC（CS-ATC：Cab Signal-ATC）で、1965年10月名古屋市高速鉄道第2号線（市営地下鉄名城線）市役所～栄町間1.3kmに初めて設備され、1966年3月の金山駅までの延伸開業から運用開始された（詳細後述）。このCS-ATCは全ての信号現示に対し速度制御機能を有するもので、より安全性を向上させたものである。