「屋台骨」のPBX顧客にIT基盤など提案に力

摘要

九州日立システムズは、「新会社新体制で改革を起こし、お客様事業の貢献に尽力する」を基本方針に、合併による相乗効果の拡大に力を注ぐ。12年1月に、九州日立電子サービスと九州日立情報システムズが合併して設立された同社。棚橋伸夫社長は「（同業他社は）競争相手としては手ごわいが、ITに関してこれだけ全部そろえているのは、ある意味で国內一の存在」と強みを語る。13年3月期売上高は前年比15.0%増の88億5700万円。「目標を若干下回ったが、満足している」と棚橋社長はいう。合併事業統合の相乗効果による案件獲得や、BPM手法による大型新規案件（病院、酒造業など）の受注、設計から構築、工事、保守、運用などIT総合提案型企業への変化が、好調の要因だ。