コネクタ事業拡大 車載向け高速伝送用など重点

摘要

ミツミ電機は、コネクタ事業拡大のための最重点アプリケーション市場に車載市場を掲げ、カーAVNや車載カメラとのインターフェイス用の車載用高速伝送用コネクタなどの拡販を推進する。車載用リチウムイオン2次電池や車載インバータ周りなどで使用される蓄電系コネクタの開発も進める。同社は、コネクタ事業では、車載市場やスマートフォンなどの通信関連市場などを事業拡大に向けた柱に位置付け、このほか、デジタルカメラ市場やノートPC市場、アミューズメント市場などを含めた多様な分野で事業拡大を図っている。新規市場として、医療機器/ヘルスケア関連分野への展開にも力を入れる。車載関連では、カーナビ/カーオーディオや車載力メラのインターフェイス用に、車載用高速伝送用コネクタの製品ラインアップ拡充を進めており、国内外の車載純正市場向けを主体に展開する。主な拡販製品としては、車載用同軸コネクタのFAKRAコネクタ「CDM-J83」や、LVDS対応の車載用ハイスピードコネクタシリーズ(HSC)などをラインアップしている。