海外電機関連各社の4-6月決算 蘭NXP、9%増収·黒字転換

摘要

オランタの半導体大手、NXPセミコンダクターズの4-6月(第2四半期)決算は、高性能ミックスドシグナル(HPMS)製品が好調で、売上げは前年同期比9%増の11億8800万ドルとなった。増収に加え、コスト削減効果や為替差益の計上もあり、純損益は前年同期9千万ドルの赤字から1億1100万ドルの黒字に転換した。HPMSグループの売上げは同18%増の8億7800万ドル。ポータブル&コンピューテイング事業が前年同期実績をわずかに下回ったが、ほかの事業は伸長。ID市場向けが同45%増と著しい伸びを示したほか、インフラ·産業市場向けが同15％増、自動車向けは同4%増を記録。IDおよび自動車向けの売上げは過去最高を記録した。一方、標準IG(STDP)グループの売上げは同3%減の2億81OO万ドルにとどまった。モバイル市場向け一部ロジック製品の需要が、想定を下回ったとしている。このほか、製造事業の売上げは同53%減の2900万ドルとなった。