電機関連各社の3月期連結決算 JVCケンウッド 欧州市場悪化で4.5%減収

摘要

JVCケンウッドの13年3月期連結決算は、AVアクセサリやプロジェクタを含むホーム&モパイルエレ事業で北米が好調だったものの、事業全体では欧州市場が悪化した結果、売上高が前年同期比4.5%減の30610億8千万円だった。営業利益は欧州販売の減少やカーエレ事業の競争激化、対ユーロでの円高などの影響で同25.1%減の96億300万円。経常利益は同51.6%減の31億円、純利益は同81%減の11億4600万円。主力のカーエレクトロニクス事業は、市販事業は北米のカーナビなどが好調だつたが、欧州市場の悪化が影響した。OEM事業では、自動車メーカー向けAV一体型カーナビシステム「彩速ナビ」が低価格化した。ての結果、カーエレ事業は減収減益だった。業務用システム事業は、タイの洪水による影響が終わり、ピジネスソリューション事業が回復。業務用無線は国内で好調だったが、欧州と中国で回復が遅れた。てのため同事業は減収増益となった。