やさしい業界知識 1台への集約が加速IA販売単価上昇 国内サーバー市場

摘要

国内のサーバー市場は、11年度(11年4月-12年3月)はメインフレーム(大型汎用機)やUNIXサーバーの出荷台数は減少しているが、IA(インテルアーキテクチャ)サーバーの出荷台数が堅調に推移している。電子情報技術産業協会(JEITA)が行った国内外主要ハードメーカ社の実績を基にした調査では、11年度はメインフレーム、UNIXサーバーが台数と金額ともに減少する一方で、IAサーバーが大きく伸ばした。中でもブレード(刃型)サーバーは台数で2桁伸長するなど、好調に推移している。今年度は、引き続きメインフレームやUNIXサーバーの出荷が厳しいほか、これまで順調に拡大していたIAサーバーも昨今のシステムを仮想化し統合する流れから、台数では若干伸び悩んでいる。ただ、販売単価の上昇などから金額では堅調に推移している。