車生産向け溶接装置強化 国際カーエレ技術展でも訴求

摘要

アマダグループのミヤチテクノスは、車の生産に向けた溶接装置を強化している。同社は、抵抗溶接機やファイバレーザー溶接機の専門メーカー。昨年3月、溶接切削•構機、工作機械などのメーカーであるアマダとの経営統合により、子会社としてアマダグループに加わった。「国際カーエレクトロニクス技術展」(15-17日/東京ビッグサイト)にも出展して、車向けの溶接装置をアピールした。主力製品として、パルスファイバレーザー溶接装置「ML-3060A」パルスTIG溶接電源「MAWA-300A」やレーザーはんだ付け装置「MS-LS1000」などがある。ML-3060Aは、アルミやステンレス、銅などに対する高品質なスポット溶接ができる。パルス溶接や高速連続発振溶接が可能で、自動車業界および電子部品業界向けの微細加工分野に適する。ファイバレーザーをパルス化することで高ピークパワーを実現。反射率の高い金属へのキーホール溶接が可能になった。パワーフィードバック機能で、立ち上ば直後から安定した出力を得ることができる。最大600Wの大出力で多様なワークに対応している。