野田電機(福岡市東区)地域店向け商品拡充営業力強化へ拠点を整備

摘要

【福岡】家電総合卸の野田電機(福岡市東区)は、取引先の地域店からより必要とされる存在になるため、新しい仕組み作りに力を注ぐ。メーカー系列の地域店が多数を占める中、中西善一社長は「既存のメーカー販社と差別化できなければ生き残れない」と指摘。系列メーカーが扱っていない商品群の拡充と提案で共存を目指す。14年2月期売上高は前年比11％増。猛暑と増税前の駆け込み需要でエアコン、LED照明、冷蔵庫が大きく販売台数を伸ばした。13年の創立50周年を機に、様々な改革に取り組む同社。従来の延長ではなく、あらためて商品群の見直しも進めている。メーカー、卸、販売店の3者が取引先であることに変わりないが、「過去のやり方を踏襲するだけでは通用しない。新たな"三位一体"を作り上げなければならない」と指摘する。