富士通ゼネラル 国内外で空調機事業拡大

摘要

富士通ゼネラルが国内外で空調機事業を拡大させている。海外では大型空調機器のラインアップを拡充するとともに、各国の省エネ規制に対応する機種を投入。国内でもルームエアコンの高級機に軸足を置いた販売戦略を推進し、売上げを伸ぱしている。同社が22日に発表した15年度(15年4-16年3月)連結決算では、売上高が前年比2.2%増の2809億7700万円、営業利益が同1.4%増の275億2100万円、経常利益は同7.1%減の258億8900万円、当期純利益は同1.6%減の175億3100万円で推移。営業利益は過去最高を記録した。消防無線システムのデジタル化移行の需要がピークアウトしたことで、情報通信•電子デバイス部門の売上げは減少したが、空調機部門の増収効果や全社的なコストダウン、銅やアルミなどの素材市況の好転などで減収をカバーした。