電子部品メーカー150度対応車載部品の開発加速高信頼性技術が高度化

摘要

電子部品メーカーが150度対応車載用部品の開発を加速している。xEVのパワートレイン系、ADAS(先進運転支援システム)をはじめとした安全系機能を中心に電装、電子系統のほぼ全ての箇所で高温対応部品需要が増加。コイル、コンデンサなどを、これまでの105度、125度対応から高信頼性技術が一段と高度化することになる。車載用受動部品は、車載信頼性基準AECーQ200に準拠することが求められており、その中でこれまでの85度から、105度、125度へと高温対応技術が進展。ここにきてxEVのパワートレイン系では、コンバータ、インバータ、BMS、チャージャといった高耐熱を求める回路で構成され、しかも機電一体化の設計が台頭している。さちに自動運転の本格的な導入を踏まえ、ADASをはじめ安全系機能の強化によって高温信頼性化のニーズが高まり、150度まで高温対応技術が求められるようになってきた。