免震レトロフィット仮受け工法の開発と実大実騳に基づく鉼直荷重支持性能の評価

摘要

本研究では，高軸力を受ける柱の免震化に対する適用性に優れた仮rn受け工法の開発と実施工への適用を目的に，PC鋼材に導入する大きrnな緊張力で仮設の鋼製ブラケットを柱に圧着し，シアキ一付鋼板とモrnルタルの圧着接合部におけるせん断力伝達機構により柱の負担軸力rnをブラケットで支持する方法を提案し，その特徴を示した。さらに，rn本工法の鉛直荷重支持性能を評価するために仮受け部の実大試験体rnを用いた漸増載荷実験および荷重保持実験を行い，得られた実験結果rnより，仮受け部の破壊形式，圧着接合部のせん断伝達特性および計測rn値の経時変化などについて検討を行った。最後に，本研究における実rn験結果および既往の実験結果17）,18）を用い，同種の圧着接合面における既往のせん断強度算定式の適用範囲を拡張し，実験値に対しより精rn度の高い計算値を与える終局せん断強度式を提案した。