関口高架橋他3橋（PC上部ェ）南工事: 特徴的な形状を有する橋梁の設計•施工

摘要

本工事は，神奈川県厚木市で首都圏中央連絡自動車道の本線橋（上下線）およびランプ橋3橋のPC上部ェを建設するもの である。本線橋は上下線ともランプ橋への分岐を有する最大有効幅員約20mの13径間連続多主版析橋であり，場所打ち分割 施工では当工事事務所管内でも前例のない2 ～4主版桁に断面構造が変化する橋梁である。このため，本線橋のPRC床版の 設計においてはプレストレスの伝達状況などを確認する必要があった。また，ランプ橋3撟はいずれも平面的に急曲線（急勾 配）区間を有し立体交差しており，直線区間は2主版桁断面，曲線部は面外剛性の大きな箱桁断面を採用している。 本稿では，特徴的な形状を有する橋梁の設計上の留意点および施工における品質管理，工程管理などについて報告する。