現場の電動機基礎技術と適用事例

摘要

ィンバータ入力電流は歪波形であり波形率が悪いため，インバー夕で電動機を運転するとインバ —タ入力側の力率が低下する.これは主として高調波電流の増加が要因となっている.力率を改善するには高調波電流を低減する必要がある.そこで力率改善の方法として，一般に図1に示すコンバータの交流側または直流側にリアクトルを揷入する方法が採用されている.交流リアクトルをィンバータの電源側に挿入すると，図2に示すように電流波形が改善されるがダイォードの転流に伴い電圧が降下する.しかし，波形率がよくなり入力電流も低減するので始動特性が向上し， 電源系統に与える電圧降下の影響も軽減される.