国内最大級、東芝の植物工場が稼動開始旧FD工場活用し無農藥•低生菌にこだわる

摘要

2014年9月30日に稼働を開始した東芝の植物工場「東芝クリーンルームファーム横須賀」(神奈川県横須賀巿)が、フル生産に向けて立ち上げを急いでいる。同工場は、以前にフロッピーディスク(FD)工場の入つていた建屋の4階を改装して造られた「完全人工光型としては国内最大級」(同社執行役専務西田直人氏)の植物工場。ISOでクラス8のクリーンルーム(CR)仕様の栽培室を備えるのが特徴だ。発芽から育苗、栽培、収穫までをCR内で行い、レタスや水菜などの葉物野菜を無農薬•低生菌で生産できる。現在は25%程度の稼働率だが、「作業員の熟練度を高めながら2014年度内に8400株/日のフル生産を目指したい」（同社）としている。