流体の知識を活かし世界一静かで空気抵抗の小さい車を目指す：【トヨタ自動車 車両性能開発分野】

摘要

自動車業界は今、フロンティアスピリットに溢れている。次世代の技術革新に備え、従来のクルマづくりの枠にとらわれない、様々なバックグラウンドを持つ人材を積極採用するトヨタ自動車の人材戦略が、雄弁にそれを物語る。この戦略を受け、大学および研究機関で流体工学の研究を行っていた1人の研究者がトヨタ自動車に入社。専門知識をフルに発揮してトヨタ車の空力・風切音の面での技術の進化に多大な貢献をもたらしている。このエンジニアの視点を通じて、同社の成長を支える技術力の源泉と開発環境の魅力に迫る。