新幹線転動音対策: レール頭頂面に応じた効率的な削正方法の検討

摘要

レール削正車にて，以下の2項目に着目し波状摩 耗を削正すれば，転動音を抑制できることがわかった。 。レール断面形状の整正 レール断面形状のピーク位置がGC側にあり， 削正車の一般8パスパターンを使用することによ りレール形状を整正する必要がある。 。レール頭頂面凹凸ピークの偏心 波状摩耗は，レール照り面中心(FC側6mm)に 発生しているため，削正車の砥石を効果的に当て る必要がある。 上記からレール頭頂面凹凸位置を把握し，レール 断面形状を整正してから凹凸ピーク位置を狙った削 正を行うことで，新幹線低速域における曲線区間で は効率的なレール削正が実現可能となり，転動音低 下の手法を確立することができた。本手法を用いる ことにより，24頭式削正車でも48頭式と同等の効 果が得られることが確認できたので，48頭式を分 割することで運用の自由度向上とコストダウンを図 ることが可能となる。