大工館Ⅱ

摘要

三豊市に「大工館」と名付けながらの地元工務店本社屋設計担当から早15年.高松進出にあたり，ショールームを兼ねた事務所建築を再び担当.「大工館」の名称はそのままに，木造軸組の合理的美しさを表現しようと作業開始.設計当初からまちの行燈よろしく，建築は柔らかな光を提供しながら場所の存在をまちに認知してもらおうと考えていた.また，大工仕事本来を継承したい想いも重なりながら，事務所機能と共に地域の人たちが集まるプログラムづくりを経て，地域に使いこなされる施設になることを意図しながら計画した.