Nagasaki Job Port

摘要

長崎市郊外の障害者福祉事業所建て替え計画この就労継続支援8型事業所は，40名ほどの知的障害をもつ利用者が通勤し，スタッフのサポートのもと，お菓子の箱折りや縫製などの軽作業に取り組むれた人のふるまいとして，漂白された生産邡設へ落とし込まれてしまう.また，は長崎市街からわずかに離れた，倉庫の建ち並ぶ工業団地のー角にあり，共生社会における福祉環境のランドスケープとして慎重な配慮が必要に思われた.これまで151存施設で蓄積されていたはずの風土，ささやかな営みを尊重して，工業団地の街並みや自然景観との関係を再構成する.そこにある集団の営みや葛らしへズコープする臨床的アプローチから，固有性あふれる建築を地域ヘ開こうと試みた.