学校法人 北海道科学大学 前田キャンパス再整備計画(北海道科学大学+北海道薬科大学)

摘要

現在、学校法人北海道科学大学（旧学校法人北海道尚志学園）では、2024年に法人創立100周年を迎えるにあたり、「北海道No.1の実学系総合大学」を目標に掲げ、多くの改革を進めている。2011年に組織全体を横断した将来計画検討委員会を設置。キャンパス再整備構想は、目標を具現化し、成長を続けるため、「学部·学科の新設及び改組」、「ブランドの統一」、「キャンパスの統合」を同時に行うという改革戦略に基づき進めてきた。その中、「キャンパスの統合」は、北海道科学大学（旧北海道工業大学）、同短期大学部（旧北海道自動車短期大学）、北海道薬科大学という3つの設置校の集約を意味しており、限られた時間の中で合意形成を得るため、より明快なキャンパスの目標像が必要と考えた。そこで体制の再構築と共に、まず目標像となる中長期的な視点で将来を見据えた「キャンパス·マスタープラン」の策定を行い、個々の校舎における設計、施工へと進めてきた。メインの前面道路に開かれた形で並ぶ新校舎群は、地域へのアピール性も強く、法人創立90周年にふさわしいものとなった。学校法人北海道科学大学は、これを10年後の100周年に向けた大きな布石とし、目標達成に向け、更なる改革そして整備に取り組んでいく。