長期契約による安定利益の積み上げ目指す世界最大級のタンカー船隊約170隻を運航

摘要

大型原油タンカー(VLCC)、プロダクト船、メタノール専用船、ケミカル船など、関係会社を含めて約170隻を運航し、世界最大級のタンカー船隊を擁する商船三井。同社は、国内外の石油会社向けのVLCCとメタノール船で中長期契約による安定収益を確保する一方、MR型プロダクト船、LR I型プロダクト船、大型LPG船(VLGC)などではプール運航を行っている。堅調なタンカー市況を背景に、2014年度にはタンカー部門の黒字化を果たしており、今後も黒字継続を目指す。同社のタンカー事業について「中期経営計画『STEER FOR 2020』の全体戦略に則り、長期契約による安定収益の積み上げや市況エクスポージャーの縮小を目指していく」と語る光田明生常務執行役員に、同社のタンカー事業の現状や今後の事業展開などを聞いた。