重回帰分析による潤滑油高圧物性推算に関する研究の最新動向

摘要

潤滑油の高圧物性は，塑性加工ゃ軸受•歯車の潤滑状態を知る上で重要である.そこで，高圧粘度測定装置を用い，高圧粘度の測定やBarus式1)による圧力粘性係数を算出する必要がある.しかしながら，試験機メーカーにより100MPaレベルの高圧粘度測定装置が開発されているものの，固化領域や弾性流体潤滑(EHL)領域をカバ—できる測定装置を保有しているのは，一部の大学•研究機関に限られている.