震災20年を迎えて: 神戸大学附属図書館「震災文庫」

摘要

20年目を迎えた神戸大学附属図書館「震災文庫」について紹介する。1995年1月17日に発生した阪神•淡路大震災で本学でも神戸商船大学(現•海事科学部)を併せて学生44名(うち留学生8名)職員2名，研究員1名が犠牲になった。被災地にある大学の責務として阪神•淡路大震災関連の資料を網羅的に集めるという趣旨で震災発生から3か月後の4月から資料収集を開始,同年10月に人文•社会科学系図書館(現•社会科学系図書館)の一角に，集めた資料約1,000点を公開する「震災文庫」が誕生した。