土木図書館の一層の活用を目指して: 土木図書館委員会活動報告

摘要

土木にかかわるさまざまな情報、学会活動の成果などを蓄積する土木図書館は、土木の総合的な学術情報センターとして土木技術、事業にかかわる活動に寄与することが期待されている。土木専門情報の提供は、土木専門家である会員への重要なサービスであるとともに、さらには土木事業の発展や技術の向上、あるいは技術者の資質向上を図るために学会が社会に果たす重要な役割でもある。近年の研究活動成果などのデジタル化の飛躍的な進展は、情報量の拡大によって、情報の検索、選択、あるいは情報公開という新たな課題をもたらしている。本文では、土木分野の学術情報センターとしての図書館運営の支援を活動の柱とする土木図書館委員会の活動内容について報告する。