ETC無線認証技術を活用した大量運搬管理システム: 阪神高速大和川線シールドトンネル発生土運搬事例

摘要

大阪府、堺市、阪神高速道路(株)を事業主体として2011年から建設中の阪神高速大和川線(全長9.9kmの自動車専用道路)ではそのほとんどが地下トンネル構造であり、その約4割は泥土圧シールド工法で施工している。当該工法による発生土は、産業廃棄物(建設汚泥)として処分地に搬出され最終処分するのが一般的であるが、当該事業は、約95万m~3という大量の建設汚泥に再資源化処理を施し、近傍に位置する大阪市港湾局の第6貯木場土地造成事業の海面埋立用資材として有効利用する「資源循環型共同プロジェクト」として実施している。本システムはこの事業の発生土運搬に適用しているものである。