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水素センサーおよび酸素センサーを用いた酸素を含む水蒸気雰囲気中でのジルカロイの水蒸気酸化挙動の検討

机译:用氢传感器和氧传感器研究锆合金在含氧蒸汽环境中的蒸汽氧化行为

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摘要

The oxidation behavior of Zircaloy 4 in Ar-H_2O and Ar-O_2-H_2O (saturated water vapor at 323 K) gas mixtures has been examined under several temperature conditions using hydrogen and oxygen sensors to investigate the dependence of oxygen concentration and temperature changes. The results are summarized as follows. The amount of consumed oxygen that contributed to the oxidation could be calculated from the change in the oxygen partial pressure measured by the oxygen sensor. Furthermore, measured by the hydrogen sensor, and the amount of consumed oxygen could be concomitantly calculated. The relative contributions of oxygen-consuming and steam oxidation could be calculated with respect to the oxidation of Zircaloy. The oxygen-consuming oxidation proved to precede in the oxidation reaction, and the oxidation by steam oxidation progressed after the oxygen contained in the original gas had been completely consumed. When conducting isothermal oxidation experiments at 1173 K, only the oxygen-consuming oxidation occurred in an atmosphere above 1% oxygen without the progression of steam oxidation. At 1523 K, steam oxidation was observed even in 5% oxygen, because oxygen was intensely consumed in the initial stage of the reaction. When conducting temperature-increased oxidation experiments, oxygen was completely consumed in an atmosphere with 1% oxygen at approximately 1358 K, above which steam oxidation progressed. When performing thermal cycling oxidation experiments, it was clearly demonstrated that the region in which only oxygen-consuming oxidation occurred and the region in which steam oxidation added to the oxygen-consuming process on varying the temperature. As the cycling frequency was increased, the total amount of oxidation decreased and the contribution from the steam oxidation also decreased. The thermodynamics of the processes of oxygen-consuming and steam oxidation has been discussed.%これまで,固体電解質を用いた酸素センサーと水素センサーが開発され,雰囲気中のガス分圧測定用に応用されてきた.著者らも管状酸素センサーによる酸素分圧測定と管状水素センサーによる水素分圧測定を行ない,定量的なガス分圧測定に有効であることを確かめてきた.そこで応用例として,著者らは前報において,核燃料被覆管として用いられるジルカロイの水蒸気酸化研究に,これらの酸素センサーと水素センサーを用いた.その結果,ジルカロイの水蒸気酸化に伴い発生する水素量を水素センサーでその場測定することが可能であること,水素発生量から換算したジルカロイの酸化増量が酸化試験前後の質量差とよく一致して信頼性の高い定量測定ができることを検証できた.そして,温度変動のあるような実験条件下で,熱天秤法での精度の高い測定が困難な場合でもガス分圧測定法は有効であること,酸素センサーと水素センサーを併用すれば雰囲気中の水蒸気分圧変化もモニターできることなども明らかにした.この結果,ガス分圧測定法はジルカロイのみならず,広く金属の水蒸気酸化挙動を調べる新しい有効な方法になりうることを提案した.前報のAr-H_2Oでの調査結果をふまえ,さらに酸素が含まれるときにこのガス分圧測定法はどのように応用できるか,例えば具体的に,どのように酸化が進行するかを調べることは意義深いと考える.これまでジルカロイについて,酸素を含む雰囲気中で熱天秤法を用いて調べた例としては,純O_2, O_2-N_2, O_2-H_2-Heなどがある.しかし,O_2分圧を変化させた測定などはあまりされてこなかった.著者らの前報におけるAr-H_2Oでのジルカロイ酸化試験では,水素センサーは水蒸気の解離で発生する水素量の測定に用いられ,酸素センサーは,同時に発生する酸素がジルカロイの酸化で完全消費されたかどうかをチェックするために用いられた.しかし,Ar-O_2-H_2O雰囲気中では酸素と水蒸気が酸化過程で競合するため,酸素センサーでの酸素消費量測定と水素センサーでの水素発生量測定を同時に行えば,ジルカロイの酸素増量のみを測定する熱天秤法よりも詳しく酸化過程を解析できる可能性がある.そこで,本研究では,Ar-O_2-H_2Oで試験を行い,前報のAr-H_2Oで得られた結果と比較検討する.さらに,原子炉の冷却水が不足した場合,炉内温度が急激に上昇し,その温度変動下で核燃料被覆管に用いられているジルカロイの水蒸気酸化が進行すると想定される.そこで,ジルカロイの水蒸気酸化挙動が,生成するジルコニアの変態温度の上下でどのように変化するかに着目して,酸化実験を行う.ジルコニアの単斜晶→正方晶変態はZr共存下では1478K,純ZrO_2では1443Kである.なお,酸素を含む雰囲気中の実験は,原子炉圧力容器損傷の際に水蒸気雰囲気中に大気の空気が混入した場合を想定した模擬実験になっている.
机译:使用氢气和氧气传感器在几种温度条件下研究了Zircaloy 4在Ar-H_2O和Ar-O_2-H_2O(323 K饱和水蒸气)气体混合物中的氧化行为,以研究氧气浓度和温度变化的依赖性。结果总结如下。可以根据氧气传感器测得的氧气分压的变化来计算有助于氧化的消耗氧气量。此外,通过氢传感器测量,可以同时计算出消耗的氧气量。相对于锆合金的氧化,可以计算出耗氧和蒸汽氧化的相对贡献。消耗氧的氧化被证明在氧化反应之前,并且在完全消耗了原始气体中所含的氧之后,进行了通过蒸汽氧化的氧化。在1173 K下进行等温氧化实验时,仅在氧含量高于1%的气氛中才会发生耗氧氧化,而不会发生蒸汽氧化。在1523 K时,即使在5%的氧气中也观察到了蒸汽氧化,因为在反应的初始阶段,氧气被大量消耗。当进行温度升高的氧化实验时,氧气在大约1358 K的氧气含量为1%的气氛中被完全消耗掉,高于此温度蒸汽进一步氧化。当进行热循环氧化实验时,清楚地表明,随着温度的变化,仅消耗氧的氧化发生的区域和向消耗氧的过程添加蒸汽氧化的区域。随着循环频率的增加,氧化总量减少,蒸汽氧化的贡献也降低。已讨论了耗氧和蒸汽氧化过程的热力学。%これまで,固体电解质を用いた酸素センサーと水素センサーが开発され,沸腾中中ガス分圧测定用に応用されてきた。も酸盐酸素センサーサ酸素分圧测定と导管水素センサーによる水素分圧测定を行ない,定量的なガス分圧测定に有效であることを确かめてきた。そこで応用例として,著者らは前报において,その结果,ジルカロイの水蒸ロ酸化に伴い発生する水素量を水素センサーでその场测定することが可能をこと,水素発生量から转化したジルカロイの酸化増量が酸化试験前后の质量差とよく一致して信頼性の高い定量测定ができることを検证できた。そして,温度変动のあるような実験条件下で,热天秤法での精度の高い测定が困难な场合なス分圧测定法は有效であること,酸素センサーと水素センサーを并用すれば混合物囲気中の水蒸気分圧変化もモニターできることなども明らかにした。报の结果,ガス分圧测定法はジルカロイのみならず,広く金属の水蒸気酸化挙动を调べる新しい有效な方法になりうることを导入した。前报のAr-H_2Oでの调查结果をふまえ,さらに酸素が含まれるときにこのガス分圧测定法はどのように応用ように応きるか,例えば具体的に,どのように酸化が进行するかを调べることは意义深いと考える。で热天秤法を用いて调べた例としては,纯O_2,O_2-N_2,O_2-H_2-Heなどがある。しかし,O_2分圧を変化させた测定などはあまりされてこなかった。著者らの前报におけるAr-H_2Oでのジルカロイ酸化试験では,水素センサーは水蒸気の解离で発生する水素量の测定に用いられ,酸素センサーは,同时に発生する酸素がジルカロイの酸化で完全消费されたかどうかをチェックするために用いられた。しかし,Ar-O_2-H_2O气氛囲気中では酸素と水蒸気が酸化过程で竞合するため,酸素センサーでの酸素消费量测定と水素センサーでの水素発生量测定を同时に行えば,ジルカロイの酸素増量のみを测定する热天秤法よりも详しく酸化过程を解析出できる可能がある。そこで,本研究では,Ar-O_2-H_2Oで试験を行い,前报のAr-H_2Oで得られた结果と比较検讨する。さらに,原子炉の冷却水が不足した场合,炉内温度が急激に上升し,その温度変动下で核燃料被覆管に用いられているジルカロイの水蒸気酸化が进行すると想定される。そこで,ジルカロイの水蒸気酸化挙动が,生成するジルコニアの変态温度の上下でど化ように変化するかに着目して,酸化実験を行う。ジルコニアの単斜晶→正方晶変态はZr共存下では1478K,纯ZrO_2では1443Kである。なお,酸素を含む气氛囲気中の実験は,原子炉圧力容器损坏の际に水蒸気气氛囲気中に大気の空気が混入した场合を想定した模拟実験になっている。

著录项

  • 来源
    《日本金属学会誌》 |2016年第4期|231-239|共9页
  • 作者单位

    秋田大学 理工学部 物質科学科 材料理工学コース;

    秋田大学 理工学部 物質科学科 材料理工学コース;

    秋田大学 理工学部 物質科学科 材料理工学コース;

    秋田大学 理工学部 物質科学科 材料理工学コース;

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