年間展望（2019）：航空関係•宇宙関係

摘要

2018年の機体開発状況としては，三菱航空機が開発を進めている三菱リージョナルジエット「MRJ」について，三菱スペースジエツト（Mitsubishi SpaceJet)に改称すると発表した。また，米国モーゼスレイク•フライトテストセンターにおいて，4機体制で累計3,500 hr以上の飛行試験を達成した。無人航空機分野では，小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会が開催され，前年度に引き続き「空の産業革命に向けたロードマップ」が改定され，2022年度に有人地帯での目視外飛行を実現する目標が打ち出された。また，無人航空機等，陸•海•空のフィールドロボットを主対象に，研究開発，実証試験，性能評価，操縦訓練を行うことができる研究開発拠点として，福島県南相馬市に福島ロボットテストフィールドの整備が進められている。