論文誌D3月号特集「JRAIL2019」案内

摘要

土木学会，日本機械学会，電気学会の3学会が3年ごとに幹事学会として開催している，3学会の研究領域の鉄道技術を総合的に俯瞰し鉄道関係技術者の人的交流を深める会議「第26回鉄道技術シンポジウム」を，令和元年の2019年12月に，電気学会産業応用部門の交通•電気鉄道技術委員会が中心に企画をし，開催いたしました。JrailのJは，この3学会の分野の研究者が共に協力して活動するという意味の「jointのJ」であるということです。自然体では縦割りとなりがちですので，この令和初のJrailでは，境界領域の発表をまとめることを含め,普段の活動範囲を異にする参加者が，分野の壁を越えて活発に議論できるようなプログラム構成を意識しました。そして，鉄道に関わる総合的技術発展の可能性を見出すため，それらの発表から，他分野のものであっても電気学会の会員にとって有益な情報を与えると考えられる投稿を促し，論文誌D(産業応用部門誌)の2021年3月号にJrail-2019特集号を企画いたしました。