子ども•子育て支援新制度開始4年後の自治体単独保育室の移行状況とせhだい保育室から認可保育所への移行実態

摘要

本研究では、複数の異なる自治体単独保育室を対象に調査を行い、自治体単独保育室から新制度への移行状況と、せhだい保育室から認可保育所への移行実態の考察から、以下の知見を得た。 1)これまで各自治体で独自に運営されてきた自治体単独保育室は施設基準の違いや自治体単独保育室の継続期間の違いなどから、新制度への移行状況にも大きな差が見られた。しかしながら、新制度への移行先については保育室の従来の定員規模が影響しており、定員規模の小さい園では早い段階から小規模保育への移行が比較的高い割合で見られるのに対し、定員規模の大きい園では新制度への移行率はやや低く、移行先も認可保育所とする傾向が見られた。