平成28 年熊本地震の強震記録にみられる熊本県大津町での地盤特性

摘要

平成28 年熊本地震では、益城町役場で800gal を越えるrn最大加速度が観測され、木造住宅にも甚大な被害が発生rnした。益城町から約10km 北東に位置する大津町役場でもrn1700gal を越える最大加速度が観測され、大津町全体で1rn割強の住宅に半壊以上の被害がみられた1)。大津町には他rnにもK-NET の観測点が町役場から直線距離にして約900mrnの場所に設けられているが、ここでの最大加速度は町役rn場の約1/3 の500gal 強であった。このような近距離で最大rn加速度に大きな差が生じた原因を明らかにすることは重rn要と考えられる。そこで、観測された強震記録の比較やrn常時微動記録等を用いて、大津町役場とK-NET 大津の観rn測記録に含まれる地盤特性の影響について検討する。