部分的な史料を用いた姫路城城下町の復元CG

摘要

姫路の市街地は姫路城天守の聳える姫山を中心に広がっていrnるが、明治の廃藩置県後武家屋敷の多くが撤去され、軍の施設rnが建設されたことや、第二次世界大戦の空襲で町中が焼失したrnため、城下町の雰囲気を伝える所がほとんどない。先行研究のrn事例として江戸城は昭和女子大学とNHK映像デザイン部らにrnより残された図面をもとに高精細CG で復元1)されたが、姫路rn城および姫路城城下町はCG による復元は行われていない。本rn研究の目的は、城下町の武家屋敷、組屋敷、町屋を対象に部分rn的な史料をもとによる復元CG の作成を行うことである。しかrnし、姫路城城下町の武家屋敷や町屋といった建物の平面図も一rn部しか残されておらず史料が不完全な状態である。また、平面rn図が残されていても建物高さや軒高、外観といった情報が残さrnれていない。今研究では、武家屋敷は城下町の敷地を７パターrnンに身分ごとに分類し、それぞれの身分ごとの基本となる武家rn屋敷のモデルを残された史料から作成する。史料に記されていrnない箇所は平面図の情報を軸に姫路藩以外の現存する武家屋敷rnから高さや軒高といった高さ情報や外観などを決定した。また、rn町屋は兵庫県立歴史博物館に保有されているたつの市の町屋のrn模型を基に基本モデルを作成した。作成したそれぞれの基本モrnデルを姫路城城下町に配置していき城下町の復元を行った。