帰納論理プログラミングを用いた伝統的町並み景観における構成要素の分析rn: 京都の重要伝統的建築物群保存地区　産寧坂および祇園新橋を対象にして

摘要

本稿では、歴史的価値のある町並みrnとして、古くから伝建地区に指定されている京都の祇園新rn橋地区及び産寧坂地区を対象とし、伝統的町並み景観の特rn徴を分析する手法の構築を目的とする。各建物のファサーrnドを構成する屋根や開口部などの建築的部位及び植栽やrnしつらえをそれぞれ「構成要素」とする。機械学習の枠組rnみの一つである帰納論理プログラミング1）（以下「ILP」とrn約す。）を用いて、両地区の町並み景観全体における「構rn成要素」の固有の規則を抽出し、その特徴を把握する。