鉄骨置屋根構造における柱頭接合部損傷の補修効果に関する研究

摘要

2011 年の東北地方太平洋沖地震では、鉄骨置屋根構造rnを有する体育館（写真1）において、屋根構造とRC 柱のrn接合部（柱頭接合部）にアンカーボルトの引抜け、破断rn及びRC の側方破壊が確認された（写真2、3）。本来ならrnば、災害時に避難所として機能を果たすべきである公共rn施設だが、損傷により使用不可という状態になった。震rn災後、当該建物に補修を施した。柱頭接合部のRC の側方rn破壊を防ぐために、柱頭を炭素繊維により補強、ベースrnプレートとの間に80 ㎜厚のクロロプレンゴム（CR ゴム）rnを入れた（写真4）。